自炊(蔵書の電子データ化)への道〜裁断機選択で右往左往〜
iPadが発売されてから、電子書籍もしくは書籍の電子データ化がますます盛り上がりを見せています。
蔵書を電子データ化することを最近では「自炊」というらしいのですが、私もやりたいやりたいと言いつつ、書斎をつくる計画と共に先送りしちゃってます(^^;A
これはいかんと、相方にも相談して約2週間後の挙式が終わったら本格的に書斎をつくる計画を始動することになりました。いまいち自炊に踏み切れない方への参考になれば幸いです。
1.自炊って
まずは、こちらのWikiをご覧になられると良いかと思います。
こちらのWikiに自炊に必要なものやTipsがすごくよくまとめられています。
2.自炊に必要なもの
上記のWikiを参考に、一般のご家庭で必要になるものを個人的に考えてみました。
- スキャナー(要ADF)
一枚一枚をスキャンしながら電子化!は考えるだけで気が遠くなります(^^;A 自炊をしたい方はここはお金をかけるポイントなので、ADF(自動でページをめくりながらスキャンしてくれる)機能付きのスキャナーを購入しましょう。私は富士通のScanSnapシリーズのFUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500を購入しました。付属ソフトウェアも含めて満足しています(^^)オススメです! - 裁断機
これもカッターで一枚一枚解体することを考えると気が遠くなります。実はまだ購入していないのですが、個人的にはこの裁断機の購入が一番悩ましいのではないかと考えています…。後述します。 - 部屋のスペース
スキャナー、裁断機、電子データ化したい蔵書など結構なスペースを使いそうです。特に裁断機は収納ができないものが多そうですし、収納したとしても出し入れが面倒そうなので、余裕をもって1m2くらいのスペースを作っていつでも自炊できるようにしておいた方がいいかもしれません。 - 家族の理解
これが一番重要な気がしています(笑)スキャナ・裁断機はピンキリではあるものの購入には結構な費用が掛かりますし、裁断機はものによっては大きな刃物ですので、小さなお子様がいるご家庭では設置場所や取り扱いに細心の注意が必要です。
3.裁断機の選択
裁断機は現実的な範囲でいろいろとリサーチをしてみて、以下の3機種から選択することにしました。
製品名 | プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106 | 大型裁断機(ペーパーカッター)1度にコピー用紙400枚カット | カール事務器 ディスクカッター DC-210N |
価格 | 35000円前後 | 11000円前後 | 11000円前後 |
サイズ | 40.2 x 40 x 17 cm | 53 x 38 x 17.5 cm | 36 x 49 x 8 cm |
重さ | 13 kg | 17 kg | 2.6 kg |
替え刃コスト | 15000円前後 | 4000円前後 | 600円前後 |
裁断能力 | 15 mm(180枚程度) | 37 mm(400枚程度) | 3.5 mm(40枚程度) |
個人的に最初は安全性を重視し、カールのディスクカッターが良いのかなと考えていて、最近@hiro45jpさん@beck1240さんを通じて知り合いになり、500冊もの蔵書をスキャンしたという@ushigyuさんに質問を投げてみました。
すると、こんなお返事が!
07:58 CARLのDC-210(1万ちょいで購入)を使ってます。PLUSのやつより裁断枚数は若干少ないですが、おっしゃる通りこれくらいのもので十分ですよ!500冊切りの僕が保証しますw RT @matubiz: @ushigyu そいえば、牛さんはどんな裁断機を使ってますか?使用頻度や…
これで一旦迷いは消えて、いざ購入と思ったのですが、相方が開口一番「あなたにそんなことできる訳ないじゃない!」と言われてしまいました(笑)
カールのディスクカッターは他の2機種と比べ圧倒的に安全であり、収納も可能ではあるものの、一度に裁断できる枚数が40枚程度とのことです。ですので、どんな書籍を裁断するにしてもカッターなどで事前に解体する必要があります。
結局、相方の「ものぐさなあなたは手間がかかると使わなくなる。続けるために大きな裁断機を買いなさい。そのために書斎をつくって置けるようにしてね♥」という言葉に諭されてしまい。大型裁断機を購入することにしました(笑)
@ushigyuさん、せっかく相談にのっていただいたのにすみませんm(_ _)m
残る2機種の大型裁断機の比較ですが、一度に裁断できる枚数はプラスよりも大型ペーパーカッターの方が多そうなのですが、微妙な大きさの違いや操作性を考慮し、プラスの裁断機にしようと思います。これは、@ttachiさんもお使いでオススメの裁断機なので安心です。
4.参考にさせていただいた記事
最後に参考にさせていただいた記事や動画を紹介させていただきます。
- 誠 Biz.ID:電子書籍「自炊」完全マニュアル:動画と写真で確認する——裁断&スキャンのコツ(裁断編) (1/3)
裁断とスキャンについて丁寧に解説された記事。プラスのPK-513Lによる裁断の様子が動画付きでわかりやすいです。 - 分厚い書籍を裁断しScanSnapでPDF化してGoodReaderで読む! [Mac] [iPhone] [iPad] [net] [Lifehack] | No Second Life
われらが@ttachiさんによる解体、裁断、スキャンそしてiPhoneで読むところまでを解説された素晴らしい記事。王道という感じです! - YouTube - Cutting, scanning a book with PT6176 & ScanSnap S1500
大型ペーパーカッターで、オライリーの大型本を一度に裁断する豪快な動画!ちょっと操作性が悪そうな気がしました(^^;A - YouTube - 「ScanSnap S1500/S1500M」の新機能をチェック!
私も愛用しているScanSnap S1500/S1500Mと付属ソフトウェアについてのわかりやすい動画。 - 裁断機 PK-513L で本を 100冊裁断してみた - 経験した 9つの失敗とその回避方法 - 彼女からは、おいちゃんと呼ばれています
PK-513Lで裁断する際のの注意点。わかりやすく、失敗談ベースなので説得力があります!
先哲のおかげで、自炊や書斎のイメージが膨らんできました!ありがとうございます。
さ、挙式が終わったら一気に書斎を作るぞー!まずは不要品回収だ(^^;A