アプリケーションランチャとしてのMyWebClipネタが熱い!
■まずはURLスキームの復習から
以前、こんな記事を書きました。
開発者の方にとっては常識なのかも知れませんが、iPhoneアプリには独自のURLスキームを持ったものがあり、そのインタフェースを利用すれば、ブックマークレットとして活用されていくだろうし、そうでなくてもアプリケーションランチャ目的で使えるという内容で起こしました。URLスキームを利用すれば、MyWebClipのブラウザ画面を、iPhoneの疑似スクリーンとして、アプリを起動することもできるなぁと考え出したのもこの頃です。
昨年末、domo Todoなどの作者様であるyagutaさんが、URLスキームをまとめ、Safariのデータ形式によるアプリケーションランチャーの提案をしてくれました。
これには大いに感心しました。
■MyWebClipアプリケーションランチャ
MyWebClipでは、上の画像のように、URLの入力欄にURLスキームを入れていけば、アプリケーション起動のためのショートカットを作成することができます。ただ、
- URLスキームを調査しなければいけない
- 登録に手間がかかる
- アプリケーションのアイコンをどうやって収集するか
などの課題が残っていました。
その課題を見事に解決してくれたのが、ヒロさんの下記のエントリーです!
ipaBacklistを駆使して、MyWebClip登録用のインタフェースまで作成する方法を提供してくれているわけですから、どれだけ使う人のことを思って記事を書いてるんだ!と感嘆しました。だって、ipaBacklistがアプリケーションのリストをHTMLで出力してくれることを知っていれば、MyWebClipを使わずとも、Air Sharingなどで、出力したファイルを共有するだけで、アプリケーションランチャはできてしまいますから。
そんなヒロさんのエントリーから派生した記事も素晴らしいです!
- MyWebClipをランチャーにする - iPhoneな生活
- MyWebClip を iPhone アプリのランチャーとして利用する | 酔いどれオヤジのブログwp
- .@hiro45jp さんの真似をしてw『MyWebClip』を活用♪ #MWClip - begejstring for DANMARK
そして、MyWebClipの作者様である、@foryouincさんが、
MyWebClipのスキーマ仕様をPDFでまとめました。アプリ連携などのご参考に。 http://bit.ly/4IYjUi #MWClip
とつぶやけば、domo Todo作者のyagutaさんが
MyWebClip登録用のブックマークレットを作成し、さらには、ipaBacklistの作者様までもが
ipaBacklistのアップデートをリリースし、「AppリストをHTMLで出力の制限の撤廃」*1、「AppリストをHTMLで出力で、出力アイコンのサイズを指定できるように変更」*2などの変更を行ってくれました。
iPhoneアプリの開発者はユーザであるという前提を考慮したとしても、ここまで、いろんな人に影響を与えてしまうヒロさんて、やっぱりすごいなぁの一言です!また、こういうコミュニケーションが起こりうるのも、iPhone、Twitterの魅力なのかも知れません(^^)
*1 : アップデート前は、全機能において試用(起動)が50回まででした。
*2 : アップデート前は解像度が29x29pxに固定されていて、MyWebClipでしようするアイコンとしては解像度が低いかなという感じでした。
■MyWebClipランチャーのメリットは?
これほど盛り上がっているMyWebClipランチャーですが、どんなメリットがあるかわからないという方も多くいると思います。
たぶんそれは、「フリックなりタップでのページ移動→アプリ検索→アプリ起動」の一連の流れを苦にしていないからだと思います。よく理解できますし、無理してMyWebClipをアプリケーションランチャ用途で使用することもないかと思います。
ただ、以下の理由で検討してみるのも良いかもしれません。
- 本当はドックに置きたかったけど、検討の末おけなかったアプリを起動する
MyWebClipをドックに配置することで、アプリを起動するステップは2ステップになり、カレントページがどこであるか意識せず使えるようになります。
- 第2、第3のTwitterクライアントを起動する
私は、TwitterクライアントのメインにTweetie2、Flickrに画像をアップロードする際にはEchofon、現在聴いている曲をつぶやくときにはTwittelatorという感じで使いわけているのですが、URLスキームに対応したTwitterクライアントは非常に多いので、こちらも2ステップでスマートに使い分けできるようになると思います。
最後になりますが、私がMyWebClipに登録しているアプリを紹介します。
右は、以前使用アプリを紹介した際にも使った画像ですが、ドックにあるMyWebClip以外の3アプリもURLスキームに対応しているので、MyWebClipから起動することもできるのですが、それをやると冗長という理由で外しています。ちなみに起動時に警告があがるアプリもあります。おそらくパラメータが不足しているのだと思いますが、アプリケーションを起動するという目的は達成できているので、静観しています(^^;A