サーバを移動しました

何度か書いたことがあるかも知れませんが、matuダイアリーはCORESERVERを利用して運営しています。



CORESERVERですが、ホスティングサービスとしては珍しく、サーバの移動をサポートしています!

共用サーバですので、いくらJAIL(chroot)でプロセス、ファイルシステムを分離しているとはいえど、サーバリソースまでは分離することはできません。

運悪く、サーバに優しくないプログラムを実行するユーザが多ければ、身に覚えがなくとも、サーバのレスポンスは低下し、閲覧してくれている皆様に迷惑をかけることもあり得ます。

そういったことを考えると、このサーバの移動をサポートしているのは、比較的ユーザに優しいと思います。



私は、ホスティングの年間契約が切れそうだったこともあり、これまでのAプランの上位であるBプランを契約し、Bプラン用のサーバに移動を行いました。

ちなみに、AプランからBプランに移行するメリットは

  1. サーバのCPUコア数が倍
  2. サーバのメモリ容量が倍
  3. あいのりユーザは半分

などです。

サーバの移動って?

大きく、3つのプロセスで移動を行います。

  1. データの移動
  2. 契約の移動

    私の場合は、このステップがありませんでした。Aプランの期限までは、2つホスティングの契約をしていることになります。
  3. DNSレコードの変更

データの移動

最も面倒なプロセスですが、少し工夫をすればそれほど難しくないと思います。

  1. 移動先のサーバ/アカウントを取得する

    試用期間があります。Aプランが15日、Bプランが5日です。

    データ移動を楽にするため、できることなら現在使っているサーバと同じアカウント名で取得するといいです。
  2. ファイルの移動

    CORESERVERには「サーバ間コピー」というツールがあるのですが、不要です。

    私は、複数のFQDNを使っていたのですが、DocumentRoot(~/public_html)下に各FQDNディレクトリを作成していました。たとえば、matuダイアリーは~/public_html/d.matu.bizディレクトリにデータがあります。

    ターミナルで現在使用しているサーバにSSHで接続し、新しいサーバにデータをSCPすれば完了します。

    $ ssh user@old.coreserver.jp
    old$ cd public_html
    old$ tar cf d.matu.biz
    old$ scp d.matu.biz.tar user@new.coreserver.jp:~/public_html
    

    一点、注意があって、新規にアカウントを取得後ですが、試用期間中の最初の一日はファイルシステムの容量が50MBほどに制限されているようです。1日待って2日目以降であるか、契約をしている場合は問題ありません。

  3. データの展開

    新しいサーバで先ほど転送したファイルを展開します。

    $ ssh user@new.coreserver.jp
    new$ cd public_html
    new$ tar xf d.matu.biz.tar
    

    この方法だと、ファイルのアクセス権などを考慮しなくていいので、幾分楽かと思います。

契約の移動

私は、今回行いませんでしたが、CORESERVERのアカウント管理画面で「移動」をクリックすることで、現在使用している契約(契約有効期限)を、新規に取得したサーバ/アカウントの方にシフトできるようです。

DNSの変更

DNSは設定が反映されるまでは、不安ですね…(汗) 変更後は、根気強く待ちます(笑)

  1. 新サーバの「ドメインウェブ」設定画面で、移行するFQDNを入力し、「強制設定」にチェックを入れてドメイン設定します。
  2. 管理ドメインDNSレコード設定画面で、新サーバのIPアドレスを設定します。

    特に問題なければ、「自動設定」で新サーバの名称を指定するだけでOKです。

手順は以上です。現在、サーバ移動後初のブログ更新を行っていますが、体感でも幾分快適になりましたよ(^^)