最強ランチャ? Google Quick Search Boxがおすすめです!

今日は、Mac向けのキーボード主体のランチャーである「Google Quick Search Box」(以下QSB)を紹介します。



Macはまだまだ勉強中の身ですが、これは秀逸であることは私にもわかりますよ。

私はこれまでも、WindowsではCraftlaunchbluewindfenrirLinuxではGnome Doなどキーボード主体のランチャというかデスクトップ検索というか多機能なユーティリティを愛用してまして、この分野はMacでもないものかと優先度高めで探していました。そこで出会ったのがQSBです。



Gnome Doは元々、Mac用のユーティリティであるQuicksilverにインスパイアされたアプリケーションなので、Quicksilverの名だけは知っていたのですが、QSBを使ってみてこれがいいと思ったので、しばらくQSBを使用していきたいと思います。

QSBのプロジェクトには、Quicksilverの作者も参画されているみたいなんですけどね。

何ができる?

まず、ホットキーでQSBを起動すると以下の検索窓が現れます。

QSB1.png



この窓に、キーボードで文字をタイプすることで以下のことができます。

  • アプリケーションの起動
  • ファイル操作
  • デスクトップ/オンラインサービス検索
  • twitterステータス更新
  • etc…

アプリケーションの起動

QSB2.png

たとえば、firefoxを起動する場合は、「firefox」と入力し、Enterを打鍵するだけです。

firefox」すべてを入力する必要はなく、あいまい検索で起動できるアプリケーションを検索するので「fire」でも「fx」でも、「ff」でもかまいません。起動回数が多ければインデックスの上位に配置されるので、「f」だけでも起動できるようになります。

アプリケーション連携

文字を入力した時点で、「あ、このユーティリティはいろんなものと連携できて、使えるんだな」ということに気づかれると思います。ここでは、そんな中でアプリケーションとの連携を一部ご紹介します。

最初に入力(検索)するものが、アプリケーション名でなければならないQuickslilverとは、この辺が違います。*1

計算機.appとの連携

QSB3.png

検索窓に計算式を入力すると計算結果まで表示されます。

辞書.appとの連携

QSB4.png

単語であれば、入力した時点で意味が表示されます。



Quicksilver同様に、検索するものが確定したら、[tab]を入力して、次に何を行わせたいかを指定できます。

オブジェクトにメッセージを渡すとか、右クリックでコンテキストメニューを選択していく様とかをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

QSB5.png

先ほどの続きで「twitter」の入力した状態で[tab]を押下すると、指定できる振る舞いは上の2つです。「大きく表示」を選択すると…。

QSB6.png

*1 : Quicksilverは最初に「.」を入力することでテキスト入力可能。

デスクトップ検索/ファイル操作

基本は押さえたので、今度は同じ要領で、ファイルを操作してみます。また検索窓を入力して「無題」と入力してみました。IMEがONの状態でも使えるのがいいですね。QSB。

QSB7.png

すると、テキトーに保存したファイルが表示されます(笑)

では、「無題.ods」にフォーカスした状態で[tab]を押して、何ができるのか見てみましょう!

QSB8.png

残念ながら、コピーなどはできないようですが、Finderに表示したりはできるのでそこから先はFinderでやれってことなんでしょうね。私はゴミ箱に移動しました(笑)

オンライン検索

QSBが凄いのは、アプリケーションだけでなく、ローカルディスク上のオブジェクトにもとどまらず、オンラインサービスまで検索対象としちゃうところです。



通常、たとえば「amazon」と入力し、(Google検索がフォーカスされている状態で)Enterを押すとデフォルトのブラウザで「amazon」をgoogle検索します。

QSB9.pngQSB10.png



Googleが提供するサービスならGoogle経由でなくても、検索可能です。たとえばGoogle MapsYoutubeなど。

QSB11.png

QSB12.png

QSB13.png

twitterステータス更新

完全におまけですが、QSBにはプラグインの機構があるので、今後どんどん便利になりそうです。

twitterのステータス更新はデフォルトでできます。

QSB14.png

通常通り、テキストを入力して、[tab]を押して、「Twitterにステータスを送信」にフォーカスを当ててからEnter。

QSB15.png

無事、更新できました。



今回、ご紹介したのはQSBにできることのほんの一部だと思うのですが、便利な使い方を発見したら、この場を借りて紹介させていただきます。