Google Chrome OS発表

GoogleがついにOS市場に乗り込む。「ほとんどの時間をWebで過ごす人向け」の軽量オープンソースOS「Google Chrome OS」を今年内に公開する。

ニュース解説 GoogleがChrome OSを発表:クラウド時代の新たなOSバトル幕開け - ITmedia エンタープライズ

いよいよ登場です。これを機に「MS vs Google」とか「Windwos vs Linux」とか「デスクトップアプリケーション vs Webアプリケーション」とかいったバトルが激化しそうです。



Google Chrome OSはLinuxカーネル上に新しい独自のウィンドウマネージャを積んだOSになるようです。デスクトップアプリケーションはGoogle Chromeくらいなもので、Google Chromeを介して、Webプラットフォーム上のさまざまなアプリケーションを操作するといった感じが主流になるんですかね。



これまでのOSの概念でいうと、PCを買ったら、PCがプラットフォームであり、目的を成し遂げるためには、ローカルのデスクトップ環境上のアプリケーションを使うというスタイルだったと思います。ただ、PCを買った人はハードウェアの管理も行わなければなりませんでした。

Google Chrome OSはプラットフォームがWebに移行することによりハードウェア管理の負荷は皆無に等しいくらい軽減でしょうし、アプリケーションもブラウザくらいで、必要なアプリケーションはWebプラットフォーム上にあるので、面倒なセキュリティパッチの適用や資産の管理などからもある程度解放されそうです。



ただ、買ったものにはいろいろと手を焼きたいという人には少し物足りないかもしれません。

いずれにせよ、OSが軽量なのは大歓迎です(^^)

2009-07-10追記

テレビや新聞でも大きく取り上げられててすごいですね。

MSの驚異になるんじゃないの?とか

シュミットさんとAppleの関係が悪化するんじゃないの?とか*1

いろいろ騒がれてますが、いまのところよくイメージがわかないです。

ただ、Googleはこれからもクラウドの基盤を強化していくでしょうし、世界的にクラウドコンピューティングにシフトしていくとしたら・・・一般消費者も企業も巻き込んで、今のMS帝国よりももっと巨大なGoogle帝国になると思います。

*1 : いまのところネットブック向けOSという表現をしているので、ネットブックに否定的なAppleの驚異にはならないといわれていますが。