Windows用ロケーション変更スクリプト
いろいろ整理していたら、昔使っていたロケーション変更バッチファイルが出てきたので、断片的に晒すことにします。
以前は会社では静的IPを振ってプロキシ経由でインターネット接続、自宅ではDHCPでIPを取得して直接インターネット接続といったような環境でした。(昔やっていたブログからの転載でもあります。)
以前は会社では静的IPを振ってプロキシ経由でインターネット接続、自宅ではDHCPでIPを取得して直接インターネット接続といったような環境でした。(昔やっていたブログからの転載でもあります。)
■IPアドレスの変更
接続名はデフォルトの"ローカル エリア接続"を使用しています。変更は普通にnetshです。
静的IPの場合
netsh interface ip set address "ローカル エリア接続" static 192.168.1.10 255.255.255.0 192.168.1.1 1 netsh interface ip set dns "ローカル エリア接続" static 192.168.1.101 netsh interface ip add dns "ローカル エリア接続" 192.168.1.102 netsh interface ip set wins "ローカル エリア接続" static 192.168.1.201 netsh interface ip add wins "ローカル エリア接続" 192.168.1.202
DNS、WINSはセカンダリまで設定する例です。Vista以降はnetsh interface ipv4 ~ですね。
DHCPの場合
netsh interface ip set address "ローカル エリア接続" dhcp netsh interface ip set dns "ローカル エリア接続" dhcp netsh interface ip set wins "ローカル エリア接続" dhcp
■プロキシ設定
プロキシの設定はアプリケーションによって独自でもっているもの、IEの設定(インターネットオプション)を使用するものなど様々なのである程度見極めが必要ですが、ここではIEとFirefoxの例を紹介します。
IEの場合
レジストリを操作します。
reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings" /f /v ProxyEnable /t reg_dword /d 1 reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings" /f /v ProxyServer /t reg_sz /d proxyserver.com:8080 reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings" /f /v ProxyOverride /t reg_sz /d "<local>"
proxyserver.com:8080の部分に使用するプロキシサーバのFQDNもしくはIPアドレスとポート番号を入れればOKです。
プロキシ設定を外す場合は
reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings" /f /v ProxyEnable /t reg_dword /d 0
です。
Firefoxの場合
Firefoxは独自で設定をもっていて、レジストリを使用しないため柔軟です。もっとも簡単な方法はプロファイルを分けることだと思いますが、アドオンとかブックマークとか同期が面倒という場合は、ひとつのプロファイルでロケーションによってuser.jsを差し替えるという方法がいいかもしれません。
プロキシを設定する場合
// プロキシ設定 user_pref("network.proxy.ftp", "proxyserver.com"); user_pref("network.proxy.ftp_port", 8080); user_pref("network.proxy.gopher", "proxyserver.com"); user_pref("network.proxy.gopher_port", 8080); user_pref("network.proxy.http", "proxyserver.com"); user_pref("network.proxy.http_port", 8080); user_pref("network.proxy.share_proxy_settings", true); user_pref("network.proxy.socks", "proxyserver.com"); user_pref("network.proxy.socks_port", 8080); user_pref("network.proxy.ssl", "proxyserver.com"); user_pref("network.proxy.ssl_port", 8080); // プロキシ設定有無[1:有 2:無] user_pref("network.proxy.type", 1);
プロキシを設定しない場合
user_pref("network.proxy.type", 0);
この2種類のuser.jsを用意しておき、FirefoxのプロファイルがあるフォルダにそれぞれのロケーションにあわせてコピーすればOKです。Firefoxのプロファイルは
%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles
にあり、8文字の乱数+指定したプロファイル名のフォルダがあると思います。作成(firefox -p)した覚えがなければ、xxxxxxxx.defaultというフォルダがあると思いますので、それがプロファイルのフォルダになります。